物理の道標

物理で使われる表現

「問題を解いて理解を深める」というのはとても大事な作業ですが,問題を設定や意図を正しく読み取るためには,物理の “業界用語” を知っておく必要があります。

単位◯◯あたり

単位時間あたり〜,単位長さあたり〜など,物理の教科書のあちらこちらで使われる表現ですが,正しく読み取れていますか?

こういう何気ない言葉こそ,スルーしてはいけません。 わかりやすく具体例を挙げると,

単位時間あたり → 1秒あたり or 1分あたり or 1時間あたり など

単位長さあたり → 1mあたり or 1kmあたり など

単位面積あたり → 1平方メートルあたり など

このように,「単位◯◯あたり」というのは,「1(◯◯の単位)あたり」という意味になります。

じゃあ最初からそう書いてくれよ!って話ですが,どの単位を使うかは状況次第なので,「1秒あたり」のように,単位を秒と決めつけた書き方をするよりも,「単位時間あたり」と書いておいたほうが,単位が分だったり時間だったりしたときも柔軟に対応できて便利だったりするのです。


その他の日本語的表現

直接そう言えばいいのに他の言葉で言い換える,そんなことが物理の問題では日常茶飯事です。 知っておかないと問題が解けないこともあるので,ここで一挙に紹介しておきますね!

なめらかな →  意味:摩擦が無視できる

あらい →  意味:摩擦が生じる

静かにはなす →  意味:初速度0ではなす

軽い →  意味:質量が無視できる

一様な物体 →  意味:重心が物体の真ん中にある

ゆっくりと →  意味:力のつりあいを保ったまま

十分に時間が経過 →  意味:これ以上変化が起こらない

これらの “業界用語” は見た瞬間に正しく意味を読み取れるよう,習熟しておきましょう!!