等速直線運動

力学の記念すべき最初のテーマは「等速直線運動」です!

中学校でも習っている内容ですね。

まずは簡単なところから復習していきましょう!

 

 

等速直線運動とは 

等速直線運動とはその名前のとおり,「ずっと同じ速さ(等速)で,ずっと同じ向き(直線)に進む運動」のことです。

正直言って,日常生活でお目にかかる事はまずありません。

向きも速さもずっと変わらないなんて都合が良すぎます(笑)

 

しかし!! 物理では複雑な現象を扱う前にまず単純化されたモデルで考えます。

この先いろいろな運動を学ぶにあたって,等速直線運動はすべての基礎になる大事な運動です!

運動の「速さ」についてまとめておきましょう。

 

今回のまとめノート

f:id:ph-km86-ma:20180129183827p:plain

速さの計算自体は小学校の算数で習っています。

嫌いだった人も多いでしょう。(私も嫌いでした!)

難しいことは言っていないのに,苦手に感じる人が多いのはなぜか。

私なりに考えてみました。

 

まず,速さの定義で大事なのは,時間を基準にしているところです。

ふつう速さを競うとなると,100m走やマラソン,車のレースのように,「決められた距離を,より短い時間で走りきったほうが速い」という風に,距離を基準に決めることが多いですが,物理では逆です。

「決められた時間内で,より遠くまで進んだほうが速い」

小学校で速さの分野が苦手な子が多いのは,このあたりのギャップが原因なのかもしれません…

  

ともかく物理では,時間を基準にした速さの定義が採用されています。

この定義をしっかり頭に入れた上で,「速さは単位時間あたりに進む距離だから,トータルで進んだ距離をかかった時間で割れば求められるな…」

「速さは単位時間あたりに進む距離だから,移動にかかった時間を速さにかければ、進んだ距離が求められるな…」と,意味を理解しながら式が立てられるようになればパーフェクト!

 

 

いつまでも小学生気分じゃダメ

逆に一番やってはいけないことは,例の図 ↓ 

f:id:ph-km86-ma:20171026141750p:plain

を丸暗記して,意味も考えずに計算することです。

「みはじ(きはじ)の公式」は、まだ式変形を習っていない小学生専用です。

(だから中学生が同じ形でオームの法則を覚えているのもおかしい!)

 

もし,物理を大学入試で使う or 大学に入ってからも使うという人で「みはじ」に頼っている人がいたら今すぐやめましょう。

f:id:ph-km86-ma:20171026141824p:plain

公式丸暗記ではなく、速さの定義を言えるようにして,意味を考えながら計算しましょう。

 

次回予告 

次回は,等速直線運動のグラフについて学びます!

www.yukimura-physics.com