授業での有効数字の導入の仕方

学生時代にバイトしていた塾での出来事。

担当している生徒が返却されたテストを持ってきた。

結果は残念ながら平均に届かなかったのだが,その原因は有効数字のミスによる減点。もったいない!

 

高校の理科のテストではこの有効数字というものが重要視される。

入試でも問われるのだから当たり前なんだけど。

 

しかしこの有効数字というのは,決して難しくはないのだが,厄介。

難しくないのに何が厄介なのかというと,生徒に教えるタイミング。

思い起こせば,私が高校生の時もそうだったが,どうも有効数字を年度初めの一番最初の授業で教えることが多いみたい。 

 

 

教える側の言い分としては,「これからやる計算では常に有効数字を意識してね」ということなんだろうけど,私が思うに,最初の授業は有効数字を教えるのにいいタイミングではない。

生徒にしてみれば,まだ何の計算もしていないうちから「有効数字が大事!」と言われても重要さがわからないし,ハッキリ言ってつまらないトピックなので(笑),初っ端から物理に対するやる気を失う原因にもなりかねない。

 

ただでさえ嫌いになりがちな物理。

本編と直接関係ない話題で生徒のやる気を削ぐのはどうなんでしょう??

 

そう思った私は,最初の授業で有効数字を教えることを放棄しました。 

有効数字はしばらくスルー。 まったく触れない。 とりあえず計算してみる。 有効数字が分からなくても計算はできる。

 

そんな授業を続けると,ある日生徒から質問が来る。

「値が割り切れない場合はどうすればいいですか?」

「解答には3.0って書いてあるけど3じゃダメなんですか?」

ココだ! これが有効数字を導入する絶好のタイミングです!!

  

もちろん考え方の違いもあるので,一概にこうすべし!とは言えませんが、授業のどのタイミングで,どの話をするのか,今一度考えてみてください。

教科書の順番通りにやるのがベストではありませんよ!